私のBlogでは、現役看護師として勤めながら
通信制大学に入学し、養護教諭第一種免許の
取得を目指す過程を紹介しています。
前回の記事では、
私がなぜ養護教諭を目指したのか
お話しました。
今回の記事では、
わたしが病棟看護師として3交代勤務で勤めながら
通信制大学の学生として勉強が出来たのか。
仕事、家庭、勉強の両立は可能なのか。
お金の件も詳しく書いていこうかと思います。
仕事を辞めずに大学に通うには
職場の理解を得ること
なによりも大切なことは、
大学生になることを
職場が許してくれるかです。
看護師といっても、会社員、
あるいは公務員として仕事をしているわけで、
独自の判断で勝手に行動することは許されません。
職場には内緒で勉強したい。
はっきり言います。
隠れて大学に通うなんてことは無理です。
通信制の学校はスクーリングの授業があるため、
かならず休暇をもらうことになります。
いきなり休みをくださいと言って、
休みがもらえる職場はないと思われます。
きちんと職場の責任者に相談しましょう。
職場には内緒にしたい
どうしても内緒で通いたい。
そう思われるのであれば、
正社員は諦めて、臨時や短期アルバイト、
イベントナースでしのぎましょう。
仕事の合間に家庭でレポートに励み、
スクーリング時期は仕事を辞めて学校に通う。
そういった方法も無きにしもあらずです。
看護師として働ける場所や働く時間帯、
いろいろな雇用形態があるので、
探してみるといいと思います。
自分にあった働く方法が見つかるかと思います。
ただ、半期に1回仕事を変えるストレスは付きまとうでしょう。
実際わたしがとった行動
わたしは素直に病棟副師長さんに相談しました。
病棟勤務では1年に1回、
あるいは半年に1回面接がありました。
当時、病棟師長が不在だったため、
面接は副師長さんが行っていました。
この面接で私は養護教諭を目指して大学に通いたい。
通信制大学に通う予定なので、
働きながら勉強させてもらいたいと伝えました。
私の勤める病院は、
看護師としてのスキルアップには
補助金や勤務の免除等ありました。
しかし、養護教諭となると看護とは分類が違います。
補助金や勤務の免除は難しいと思う。
ただ、
学生になってはいけないという契約内容の記載もないよ。
勉強を理由に有給を使ってはいけないなんて記載もない。
契約違反じゃないんだから、
大学生として勉強しながら働いてもいいんじゃない?
スクーリングの時期は有給使って休んでもいいし、
あなたさえ頑張るって言うのなら、
夜勤専属で働いてもいいと思うよ。
あなたのスクーリングの日程がわかれば、
それに合わせて勤務を組むのは私の仕事なんだし。
上の許可がでたらこっちのもんです。
職場内の先輩や同僚に、
自分の目標や大学に入学すること、
それに伴って、
無理な勤務を組んでもらうため
迷惑をかけるかもしてないと説明しました。
私、人には恵まれてました。
職場の方々、みなさん、応援してくださいました。
これでわたしは、
病棟看護師として働く大学生になれました。
働きながら勉強をする実際
3交代勤務とレポートの日々
私の勤める病院は3交代勤務制度。
一般的な3交代はこんな感じです↓
日勤:8:30 ~ 17:00
準夜:16:30 ~ 01:00
深夜:00:30 ~ 09:00
日勤深夜とか普通にありました。
8:30 ~ 17:00 働いて家で仮眠をとって
翌日夜中の 0:30 ~ 9:00 まで働く。
つまり通勤時間を除き、
17時~夜中の0時半までが自由時間。
なんで労働基準法に引っかからないんだろう。
ただただ仕事の日々。時間があるようでない。
時間があれば寝て休みたいって思いでしたね。
その休みたい時間を使ってひたすらレポート!!
準夜明けの日も、深夜入りでも とにかくレポート!!
提出しても不合格で返ってくる
レポートをひたすら直す日々。
たまには飲みに出たり、
ランチに出かけたりしましたけど、
ほぼ家で勉強する日々でしたね。
働きながら勉強をするって甘い世界ではないです。
月に1回の科目試験
私の通う通信制大学は、
月に1回もしくは2回、科目試験があります。
科目試験の設題集を入学時にもらっているので、
ひたすら設題集を見て勉強するんですけど、
その設題も論文形式になるため、
暗記しておけばOKなんて軽い試験ではないです。
問題についてしっかり理解した上で、
自分の言葉で論じていくわけです。
なかなかしんどいですよ。
月に1回だから、
できれば何教科は受けたいんですけど、
試験勉強が恐ろしくハードになるわけなので…。
ちょっとズルというか、
私は山を張って、
出そうな設題のみ勉強とかしてましたね。
もちろん読みが外れたら何も書けないですけど。w
全国に試験会場を設けられるので、
一番近い会場に行って試験を受けていましたが、
一番近い会場が車で2時間半かかる場所だったので、
試験の日は早起きして、
車をとばして試験会場に行き、
慌ただしく試験を受けて、
家に帰るというバタバタな試験でした。
ちなみに、
試験を採点する先生は、
優しい方と厳しい方がいたので、
「こんなので合格なの?」って思う教科や、
「なにを書いたら合格にしてくれるの~」
って思う教科もありました。
そこは大学生同士の情報共有で乗り切りましょう。
スクーリング受講
私の通う大学は夏と冬。
全日で通う大学生さんの
夏季休暇と冬期休暇に
通信制のスクーリングが入っていました。
なので全日で通う学生さんに
会うことはあまりありませんでしたね。
スクーリングも科目試験同様、
全国各所で行っていました。
ただ、
科目試験に比べると会場はかなり少ないです。
わたしは、3時間半かけて大学に通っていましたね。
連日スクーリングが続くときはホテルに泊まりました。
もちろん仕事もしてましたよ。
スクーリングの時期は夜勤専従、
ほとんど準夜で、月に14日働きました。
正社員で雇用できる
ギリギリのラインで仕事させてもらいました。
こればっかりは職場の理解のおかげです。
こんなにわがままに働かせていただきましたが、
職場の方、みんな口をそろえて
「よくやってるね」「がんばってね」
「倒れないように栄養つけてね」
など声をかけてくださいました。
おかげで1年間で、
実習後のスクーリング以外の単位は取得できましたね。
教育実習の実際
実習のために、私は仕事辞めました。
病院側からはありがたいことに、
実習期間中の1か月間
休職を勧めていただきましたが
わたしは、教員採用試験の勉強を
本気でしたいと考えたので
退職して勉学に励むことにしました。
実習はとっても楽しかったです。
やはり学生との関わり
学校生活は楽しい。
ただ、保健室での応急処置
健康相談活動や検診の準備など
とにかく忙しく大変でした。
あと、
実習に行くまでの準備、めっちゃ大変です。
実習校は自分で選択し、自分で交渉し決定します。
自分ですべて準備しなければならないのです。
準備から実習後のまとめ、それなりに精神を削られました。
大学にかかる費用
実際にかかっている費用
選ぶ大学によって費用は異なります。
通信制大学の費用についてまとめていきます。
簡単に言いますよ。
大学に在学すると
かかってくる費用って学費だけではないんです。
学費とは別に実習費用がいたり、
スクーリング受講のためにお金がかかったり。
私は結構参考書も購入したので、
参考書費もかかりました。
教育系の参考書って結構高いんですよね。
そして何よりも、
科目試験やスクーリングに行く
交通費、宿泊費が地味に痛い。
朝食や昼食、夕食にもお金はかかります。
1回のスクーリングに交通費、
ホテル代で2万5千円くらいかかっていましたね。
私は1年延長しているので、
入学金、授業料、スクーリング、実習費、
諸経費、参考書、交通費、宿泊費、
全部込みで70万くらい使っています。
ただこの先かかる費用としては、
卒業の時に少しいる程度の予定なので、
養護教諭の資格取得のためにかかった
費用は、約70万かなと思います。
ホテル代とか交通費の
金額は控えを持っていなかったので、
大まかですけどね。
通信制大学の費用に関してまとめているので、気になる方は参考にしてみてください。
養護教諭になるために – 通信制大学の気になるお金の話 –
まとめ
今回の記事では、
現役看護師から通信制大学への入学まで
いままで学校にかかった費用について
大まかですけど書きました。
次回からはちょっとずつ詳しく
書いていけたらいいかなと思います。
実習のこともまだ書けませんしね。
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子どももいるので、返信が遅れるかも
しれませんが、お答えしたいと思います。
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